サイコシンセシス(Psychosynthesis)

 

サイコシンセシス(Psychosynthesis)

サイコシンセシスは20世紀初頭、イタリアの精神科医R.アサジオリによって作られた心理学の一体系です。
アサジオリは私たちの意識を大きく3つの階層に分けました。そしてそれら意識の中心にあり、私たちの本質とも言える部分を「セルフ」と呼びました。
そして、その「セルフ」は上位にある
「トランスパーソナルセルフ」と繋がる
ことによって、より大きな叡智の源とも
いえる集合無意識とつながっています。

いっぽう、下位無意識にはサブパーソナリティ
という形で様々な自分がいると考えました。
分析屋、批判屋、しらけ屋、熱血漢、憤慨屋、
ヒステリー、なまけもの、無責任、完全主義者、
悲観主義者、お気楽者、 etc

サブパーソナリティに支配されている時、
私たちの本質〜セルフが機能しないため、
私たちは本来の素晴らしさを発揮できず、
ついついいつものパターンを生きてしまいます。

セルフがサブパーソナリティを受容し統合する
ことによって、その人が本来持っている、
個性と輝きを発揮して生きることが可能に
なってゆきます。
このように、セルフがその人の指揮をとって自律的に生きて行くことがサイコシンセシスの目的です。

日本にサイコシンセシスを紹介した、故国谷誠朗先生と平松園枝先生は、ぼくのサイコシンセシスの師匠でもあります。
平松先生著「好きな自分、嫌いな自分、本当の自分―自分の中に答えがみつかる方法 は大変分かり易くお勧めです。

統合心理学(サイコシンセシス)学会
http://www.psychosynthesis-japan.net/psychosynthesis.html